なぜ、研修を実施するのか?
1、新たな体験や情報に触れることで、果たすべき役割、目指す姿とのギャップを認識する
2、アンテナを張るようになる
3、情報が集まる、人と出会える
4、これ、やってみよう!というアイディアと情熱が湧く
5、行動する
6、結果が出る
7、結果に対するフィードバックをもらう、内省する
8、結果がOKなら行動が強化される
9、結果がNGなら上記サイクルのどこかに戻る
日常の業務を離れた研修は、「1、ギャップの認識」「3、情報収集」「4、アイディアと情熱」「7、フィードバック」などの機会になります。令和3年度は、以下の研修を実施しました。
農園カフェ日々木視察
2021.7.17
「農園カフェ日々木」は、十和田市郊外にある素敵な古民家カフェです。野菜ソムリエが厳選した地元の食材をふんだんに使ったランチが人気で、お伺いした日も多くのお客さまで賑わっていました。ここは、平成20年から、ハナタバと同じA型の事業所として運営されています。
ハナタバのスタッフは、障がい福祉経験者が1名、残りは異業種からの転身組です。そこで、A型の利用者さんの可能性を感じたい、A型を運営していくにあたっての大変さを感じたい、そんな思いで視察を申し込んだところ、快く受け入れていただきました。

代表の立崎文江さん(写真上)のお話を聴く、ハナタバのスタッフたち
立崎さんは、創業当初はスタッフの1人でした。カフェも障がい福祉も未経験です。創業者とともに事業を軌道に乗せるべく頑張りました。お客さんや利用者さんが集まり、少しずつ形になりかけていたある日。創業者から、突然カフェの閉鎖を告げられます。創業者が事業の将来性に見切りをつけたのです。
立崎さんは、もちろん驚きました。しかし、「目の前にいる利用者さんたちのはたらく場所を無くすわけにはいかない。」といてもたってもいられなくなりました。覚悟を決めた立崎さんは、創業者から事業を引き継いで代表に就任します。
以来、野菜づくり、メニューづくり、スタッフ育成、販売先の開拓などを先頭に立って引っ張って来られました。その使命感に裏打ちされた行動量は圧倒的です。可能性を信じて限界を設けないその姿勢に、強く心を打たれました。

売上の集計も利用者さんの仕事
ミッションステートメント研修
7/26、8/10、9/30、10/4
そんなスタッフの一言をきっかけに実施したのが、ミッションステートメント研修です。人事システムを提供する「あしたのチーム」さまにファシリテーションをお願いしました。
まずは、ミッション、ビジョン、バリューの意味、目的などについて理解を深めます。次に、マーケティング、組織などのさまざまな切り口から自社の事業を見つめ、代表、スタッフの思いを書き出していきます。その数、A4のシートで30枚以上!最後は、代表の三枝が書き出された言葉を編集して完成させました。現在は、数度のアップデートを経てこのようになっています。
▶︎パーパス
たくさんの人生に、ハナタバを
▶︎アンビション
日本一のA型に、ハナタバはなる
▶︎チームビジョン
話しやすい
助け合う
とりあえずやってみる
なんでもウェルカム
いまでは、課題がみつかったとき、違和感のある行動や言動が見られたときには、ハナタバのパーパス、アンビション、チームビジョンに立ち返って、打ち手を考えることが習慣になっています。時間をかけてみんなで考えたプロセスがあったからこそ、みんなのものになっているのだと思います。